次世代スーパーコンピューター論争

今日で事業仕分けは終わったようだ。が、科学技術分野を象徴する次世代コンピュータに関しては、いまだ議論が続いているみたいだ。

ここは僕の、僕による、僕のためのブログなので、自分のために自分の考えを整理しておこうと思う。


国は直接投資するのではなく、事業として発展する仕組みや環境を整えるべき

基本的には、ホリエもんの「政府に頼るのをそろそろやめないか」という考えに賛同である。
ただし、ロケットやミサイル、核技術に直接つながるような科学技術分野は除く。

国は事業に直接投資するな、事業/産業として発展させるための仕組みや環境を整えることに金を使うべき、ということだ。

インセンティブを与え、競争を促すことによって事業/産業として発展させることに注力すればいい。

スーパーコンピュータがロケットやミサイル、核技術に直接関わるような技術だったらスマン。


国が事業に直接関わる必要があるのであれば、マネジメントをしっかりすること

今までは、国が直接お金を出しながらも、実行する技術者が「これをやる」と言ったら、あとはほとんどお任せっぽかったようだ。

技術者は自分達がやっていることは正しいと思い込み、それをいかに上手くやるかしか考えていなかった。(do the things right)

これではマネジメント機能が働いていない。そもそも「やっていることが正しいのか」というチェック機能が働いていないのだ。

国が事業に直接関わるのであれば、マネジメント機能をもっと強化すべきである。(do the right things)


科学技術とはいえ人材がすべて、人材育成の観点を忘れるな

ちょこっと各所のブログのエントリーなどをみてみたが、「日本は科学技術で成り立っている国でそれをないがしろにするな」的な論調が多くみられた。

科学技術ってのは人間の頭脳から産み出されるものなわけだから、科学技術分野の人材育成が重要だと言ってるんだよね?

だったら、スーパーコンピューターの研究開発を通じて、どういう人材をどれだけ育てようかという観点も考えようよ。



僕の言いたいことはこの3つだ。



参考

  (六本木で働いていた元社長のアメブロ)

  (Tech-On : 技術経営戦略考)