オリコンがジャーナリストを相手に損害賠償訴訟・続


一昨日のエントリーで書いた件の続き


その後、烏賀陽弘道氏本人のサイト詳細がアップされている。

一方、オリコンサイトにも今回の提訴に関するコメントが掲載されている。(なぜか「本日、倖田來未がお台場に・・・?!」などの音楽ニュースと混在のニュース欄に・・・)


ところで、烏賀陽弘道氏は、

Jポップの心象風景 (文春新書)

Jポップの心象風景 (文春新書)

Jポップとは何か―巨大化する音楽産業 (岩波新書)

Jポップとは何か―巨大化する音楽産業 (岩波新書)

などの本を執筆されており、相応の影響力を持つ音楽ジャーナリストのようだ。(あまりJポップという音楽には興味がないので存じ上げなかった・・・)


オリコンが事実誤認だと主張する「オリコンは調査方法をほとんど明らかにしていない」「オリコンは予約枚数をもカウントに入れている」に対しては、「調査方法は明示している」「予約枚数をカウントしたことはない」としている。

ランキングの調査方法は「オリコンの音楽ソフト(シングル、アルバム)チャートについて」がその明示文書だと想像するが、客観的に見ても調査方法の説明としてはあまりにお粗末としか言いようがない。(「やっている」と主張しているだけで、具体的かつ科学的にどのようにデータを収集・集計しているのかの説明がない)

予約枚数のカウントについてもオリコンは「カウントしていない」と主張するだけで、その具体的根拠が示されていない。(そもそもの調査方法が明示されていないので・・・)


これまでの経緯、状況をみて思うのは、やはりオリコンはいきなり多額の損害賠償請求で抑止するという方法ではなく、正当な言論活動、議論で事実誤認だと主張する内容を証明すべきだと思う。それでもなお烏賀陽弘道氏が事実誤認を招く発言、主張を続けたときに損害賠償請求をすればよいと思う。