『灰色のピーターパン - 池袋ウェストゲートパーク VI』(石田衣良)・読了

石田衣良のデビュー作『池袋ウェストゲートバーク』の第6弾


ショートストーリー集で

の4話構成


基本的なストーリー*1は第1弾から変わらないが、その時々時代を反映したネタ・素材、確かで時にシュールな人物描写、小気味よいテンポが自分には心地良く、第1弾からずっと愛読させて貰っている。読み始めたらいつもでたらめな勢いで読み切ってしまう。


池袋ウエストゲートパーク 第1弾 『池袋ウエストゲートパーク』(文藝春秋、1998年)

少年計数機 池袋ウエストゲートパークII 第2弾 『少年計数機 - 池袋ウエストゲートパーク II』(文藝春秋、2000年)

骨音 池袋ウエストゲートパークIII 第3弾 『骨音 - 池袋ウエストゲートパーク III』(文藝春秋、2002年)

電子の星 池袋ウエストゲートパーク〈4〉 第4弾 『電子の星 - 池袋ウエストゲートパーク IV』(文藝春秋、2003年)

反自殺クラブ 池袋ウエストゲートパーク 5 (池袋ウエストゲートパーク (5)) 第5弾 『反自殺クラブ - 池袋ウエストゲートパーク V』(文藝春秋、2005年)



「マンネリ」の声もあるが、第1弾発表から10年を迎える今年、これからどうなっていくのかにも注目したい。



宮藤官九郎の脚本により、2000年4月〜6月にTBSで放送されたドラマもお薦め。今、振り返ってみるとでたらめにヤバいキャスティングだ。

池袋ウエストゲートパーク DVD-BOX

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Wikipedia

*1:池袋を舞台に地元果物屋の店番兼トラブルシューターの真島誠(マコト)が、地元のストリート少年集団「G-Boys」のキング・タカシ、暴力団になった元いじめられっ子の同級生・サル、池袋警察署長・横山礼一郎や吉岡刑事、腕利きハッカー・ゼロワンなどの手を借りてトラブルを解決していくというストーリー